ドミノ

卓上でできるちょっとしたゲームが好きだ。点数計算を覚える気がないので、未だに麻雀はできないのだけれど、トランプや花札ではよく遊ぶ。僕の育った家は禁欲というものをすっかり欠いた、よく遊ぶ家だったので、小さい頃などは、蜜柑や甘栗をチップ代わりに賭けて、家族で遊んでいた。
先日、近所のUNTIDYさんで古いドミノ牌を譲ってもらった。象牙と黒檀を真鍮のピンで留めた、ずいぶん昔のオランダのドミノ牌。ちゃんと牌が揃っているので、ときどき夕食後に二人で遊んでいる。机の上に布を敷いて、その上でドミノ牌をじゃらじゃらといわせていると、手の先に当たる牌の感触が心地よいし、牌と牌が当たったときの音もなんだかいい。猫も近寄ってきて牌を触って遊んでいる。遊ぶためのものだから、好きなものの方が楽しめるし、楽しいからますます好きになる。じゃあ自分にとって遊びじゃないものって何だろうと思うのだけれども。
