国展工芸・福岡の会

舩木倭帆作・重松美佐撮影
6月28日より、福岡市美術館において国展の巡回展がひらかれます。それにあわせ、国展工芸部の方の仕事を紹介する会をひらきます。大御所から中堅まで、普段より年齢が高い作り手の会となります。以下の文章はDMのために記したものですが、これは作り手の皆さんへのひとつの挑発です。ハードルをあげているのです。麒麟も老いては駑馬にも劣る、ということのないよう、応えていただける仕事があらわれることを僕自身、楽しみにしています。
柳宗悦に「沈む信仰のかかる時代に、再び自然への信仰を甦らして」「到達すべき都は遠いにしても彼は本道を歩いている。然も確な歩調を以て彼の足は大地を踏んでいる」 と称えられた富本憲吉が、梅原龍三郎により国画会に迎え入れられたのは1927年のことです。以来、国展工芸部は官制美術展のそれとは異なり、工芸とは何か、工芸作家とは何者かという根源、創造の源泉を探究しながら歴史を重ねてきました。
今回、福岡市美術館での国展開催に合わせ、工芸部会員・準会員の幾名から、陶磁・硝子・染織の仕事を紹介いたします。工芸の仕事を身近に置き、用いることを通じ、21世紀に工藝は何を目指すのか、僕らの暮らしの喜びの源は何処にあるのか、感じとる契機としていただければ幸いです。
出品作家
舩木倭帆・川野恭和・今田史朗・阿部眞士
井上泰秋・松形恭知・森永豊・山下早苗
会期
2011年6月21日から7月3日まで
未来へ向かう工藝を引っ張る仕事をご覧頂きたいと願っております。ぜひ福岡市美術館とあわせ、足をお運びくださいませ。
